Quantcast
Channel: オカルト評論家 山口敏太郎のUMA図鑑
Viewing all articles
Browse latest Browse all 314

【UMA図鑑(13)】耳なしウサギ、4本脚のヒヨコ…UMAに誤認される奇形生物

$
0
0

  UMAの正体の一つに奇形生物がいる。通常の個体とは違う形状の生物が野生で目撃された場合、それは“未知の生物”として“誤認”されることが多い。

 また人間の飼育下で奇形生物が生まれた場合、見世物やメディアの出し物として使われることが多く、フォークロア(都市伝説)のモチーフになることが多い。奇形生物は様々な誤解を生むのだ。

 いくつか奇形生物の事例を挙げてみよう。まず、あくまで震災との関連は不透明であり、都市伝説・風聞のたぐいであるとあらかじめ断言しておくが、次のような話があった。

 震災から3か月が過ぎようとするころ、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「福島県浪江町で生まれた耳のないウサギ」という動画がアップされ話題になった。新聞・雑誌で「放射能の影響で耳なしウサギが生まれた」と大騒ぎになったが、もちろん、こういう“突然変異個体”が生まれた要因がすべて放射能のせいであるとは断定はできない。だが同時に、その可能性も否定はできない。

 なお、飼い主の杉本祐子さんによると「耳なしウサギ」は、2011年7月に埼玉の里親さんにもらわれていったという。耳はウサギにとって放熱作用を行う場所らしく、耳のないウサギは暑さに配慮しなければならないらしい。今年の猛暑は心配である。耳なしウサギは無事、お盆を越えたのであろうか。

 ドイツ東部のリンバッハオーバーフローナ動物園で生まれた耳なしウサギは不幸である。耳なしウサギ誕生の噂を聞き、写真を撮りにきたカメラマンがウサギ小屋でしゃがんだとき、バランスを崩し、思い切りウサギの上に転倒、悲惨なことにカメラマンの体重で小さな耳なしウサギは押し潰されてしまった。

 なお、環境問題で揺れる中国では汚染物質が原因と噂される奇形生物が多数確認されている。福建省泉州市にあるレストランでは、8本脚のウシガエルが発見され、レストランの人気者になっている。

 山東省煙台市では4本脚の雌鶏が話題になっており、飼い主の腕の上でダンスをして人気者に。江蘇省連雲港市でも4本脚のヒヨコが人気者になっている。都市伝説のネタに“モモ肉が4本とれる鶏”というストーリーがあるが、まさか実在するとは驚きである。

 これら奇形生物がUMAと誤認されたり、いくつかの都市伝説のモチーフとなっていくのであろうが、同時に我々人類のエゴイズムに対する自然からの警告ではないだろうか。

 

Click here to view the embedded video.


Viewing all articles
Browse latest Browse all 314

Trending Articles