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Channel: オカルト評論家 山口敏太郎のUMA図鑑
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はじまりの言葉

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 UMAとは、Unidentified Mysterious Animalの略称であり、和製英語である。動物研究家・實吉達郎氏の依頼で、「SFマガジン」編集長の森優(=超常現象研究家・南山宏氏)が創作した造語である。日本語発音では「ユーマ」が正しく、「ウーマ」と発音するのは厳密に言えば正しくない。

 英語では、Cryptid(クリプティッド)、creature(クリーチャー)、Hidden Animal(ヒドゥンアニマル)などと呼ばれている。このUMAが最近、ものすごくブームであるという。発売される書籍がどんどん売れるのだ。

 このブームに関しては、筆者が嚆矢(こうし)ではないかという自負がある。というのも2005年に筆者が笠倉出版から出した「日本の未知生物案内」というコンビニ本が、4回の重版を重ね空前のベストセラーになったからである。本書は〝これでもか、これでもか〟と数百匹のUMAが紹介されており、筆者としても当時の情報を全て出し切った力作であった。いや、そもそも「怪獣図鑑」「妖怪図鑑」がある中で、日本史上初めて発売された「UMA図鑑」であったのだ。

 この本が売れて以降、他の版元やライバル作家たちがこぞってUMA図鑑をコンビニ発売し、そこそこの数字を収めた。だが、この現象に対し筆者は複雑な思いがある。子供時代、UMA情報を小出しにされ、何度も何度も似たような内容で、何冊も本を買わされたベテラン作家某も何食わぬ顔で、コンビニUMA図鑑ブームに乗ってきたからである。私としては、そういう小出し情報によって子供たちが、翻弄される姿が気の毒で完全情報版を発売したのだから、心中は複雑であった。

 その作家某は、とっくに米国で「インチキだ!」と判明していることさえも、いまだに「ミステリー」だと言い張って聞かない。あまりにも、遅れている。中学生でさえ、米国のUMAサイトを閲覧している時代に何をかいわんやである。

 ゆえに筆者は、常に本を書くときは新情報を半分以上詰め込み全力ファイトでやっている(このあたりは、天龍同盟のノーTVの会場でも、常に全力ファイトを心がけたスタイルを踏襲している)。裏がとれる時代において情報開示は必要である。だから、安易なファンジーは捨てて嘘は嘘、フェイクはフェイクと断言していくつもりである。

 よく正体暴露はロマンがないと批判をするバカがいる。だが、正体が判明していることを無理に隠す方が性質が悪いし、正体がわかったうえで〝東京スポーツ流のエンタメ〟をかます方がよっぽどロマンがある。

 たとえ、嘘やフェイクが見破られたとしても、その向こうに新しい謎が広がっている。UMAの不思議は無限に続いていくのだ。さぁ、UMA図鑑制作の旅に出よう。


今昔物語にも書かれていた「グロブスター」

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 グロブスターとは突如、海岸に漂着する巨大な肉の塊のことである。米国の太平洋沿岸から南米、ニュージーランドの沿岸、中国の沿岸などに度々流れついている。

 このグロブスターという言葉は、動物学者アイヴァン・サンダーソン(Ivan T.Sanderson)が考案した造語であり、グロテスクな肉の塊という意味である(ちなみに、このサンダーソンはオーパーツという造語も作り出している)。

 主に太平洋に多いが、大西洋やインド洋でも確認されており、インドでは「シーエレファント」というユニークな呼び名で呼ばれたこともある。

 我が国でも奄美大島で漂着事例が何度か確認されている。

 その正体は謎に包まれており、よく分からないというのが真相である。

 一説にはクジラの死骸の脂肪部分が剥離し、漂着したのではないかと推測されているがDNA検査したわけでもなく、確定事項には至っていない。

 また、他の説では海中の有機成分が凝縮した「マリンスノー」という物体が漂着したのではないかとも言われている。

 この「マリンスノー」には不気味な伝説がある。多くの生物の遺体の集合体であるこの物体は、海中でダイバーに出会うと自らの体内にダイバーを取り込もうとするというのだ。(ふわっ)と「マリンスノー」に取り囲まれたあるダイバーは、なんともいえない幸福感を感じたという。

 2013年2月17日、奄美大島・安木屋場の海岸にグロブスターが漂着した。地元に居住している筆者のツイッターのフォロワーさんから情報が寄せられ、写真が送られてきた。

 興奮した筆者は、このフォロワーさんの協力のもと、サンプルを瓶の中に採取することに成功。後日クール宅配便で送られてきたサンプルは、山口敏太郎事務所の冷凍庫に眠ることになった。このサンプルをいつかDNA分析したいと思う。もちろん十数万円という費用をカンパしてくれるテレビ番組が出てきたらの話ではあるが…。

 ちなみに、このグロブスターとおぼしき物体は、過去にも漂着している。「今昔物語集 巻第三十一 本朝 付雑事」によると、藤原伸道という人が、常陸守としてその国にあったとき、巨人が漂着した。風が激しく吹いた翌朝、東西の浜というところに巨大な死人が流れ着いた。巨人の身長はおよそ五丈(15メートル)ほどであり、胴体は半分ほど砂に埋もれていたが、頭部はなく右腕、左足も欠落していた。

 いかがであろうか、まさにグロブスターではないか。東京スポーツ本紙(東スポWebでは4月7日公開)では、奄美大島に漂着したグロブスターの正体は「南極のニンゲン」という怪物ではないか?と大胆な仮説を披露したが、この今昔物語の巨人はまさにニンゲンそのものである。

 

【参考動画】
☆uma図鑑 グロブスター

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山口敏太郎事務所に「グロブスター」現れる?

グロブスター漂着す! 南極のニンゲンか?①

グロブスター漂着す! 南極のニンゲンか?②

グロブスター連続写真

頭部から角が生えたウサギ「ジャッカロープ」

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 米国・ワイオミング州を中心に棲息すると言われるジャッカロープ(ツノウサギ)はウサギの身体に、カモシカあるいはシカの角を頭部に持ち、場合によってはキジの尾か、キジの後ろ足を持つと言われている。

 

 また、未発見の未確認動物であるとも、“ウサギとシカの合いの子”、具体的に述べるとピグミーシカとキラーラビットの雑種とも言われている。

 

 あるいは、とっくに絶滅した古代の絶滅動物の生き残りという説もある。

 

 もっとも論理的な仮説は、ウサギ乳頭腫ウイルスに感染し、角型のイボが頭から生えたウサギであるというものである。

 

 なぜか、先住民=ネイティブ・アメリカンの伝承には登場せず、入植してきた白人によって目撃されるようになった。

 

 また、仲間同士、角を使って、ともに闘うことから“戦士のウサギ”とも呼ばれる。

 

 このジャッカロープという言葉は、野兎を意味するジャックラビットとレイヨウを意味するアンテロープの混成から生まれた。

 

 似た仲間も各国に生息しており、ドイツではボルパーディンガーと呼ばれ、スウェーデンではスクヴェイダーと呼ばれている。

 

 日本でも「角兎」という概念はあるが、「亀毛兎角(きもうとかく)」と呼ばれ、あり得ないことの例えとして使用された。

 

 ジャッカロープは、カウボーイのキャンプファイヤーの際に現れ、カウボーイの歌に合わせて一緒に人間の歌まねをしたという。あまりにかわいいので捕まえようとすると、逃げ足が早くまったく捕まらない。

 

 こういう場合は、ウイスキーを皿やコップに入れておき、ウイスキー好きのジャッカロープがなめてしまい泥酔したところを捕獲すれば良いとされる。

 

 このウサギの乳は万能薬となるとも、強力な媚薬であるとも言われており、肉がロブスターに似た味を持っているらしい。

 

 ダグラス・ヘリックという人物は、このジャッカロープ普及の貢献者である。

 

1930年代にダグラスと弟ラルフは、ジャッカロープヘッドとポストカードの販売を開始し、人気の土産物となり、現在でも全米各地のバーでポストカードのトロフィーを見かける。

 

 このダグラス・ヘリックは2003年1月6日に82歳で死亡したが、今でもポストカードの父のように言われる。

 

 また、05年、ワイオミング州議会は投票によって、ジャッカロープをワイオミング州の“伝説の生き物”と認定する宣言を行った。

 

【参考動画】

UMA図鑑 角のあるウサギ・ジャッカローブ

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山口敏太郎の日本大好きの番組に突如、UMA/ジャッカローブが登場

時速160キロで飛行するモスマン(蛾人間)

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  モスマン(蛾人間)は、最も有名な飛行UMAである。外見的特徴は、間隔が離れた赤い目玉に、大きな2つの翼を持ち、首がなく「キィキィ」となく。時速160キロで自動車を追跡したという。

 別名「ザ・バード」とも呼ばれた。1966年から67年にかけて、米国・ウェストバージニア州の片田舎ポイント・プレザントに出没した。

 正体に関しては空を飛んでいたビニール袋、地元に住んでおり白人に苛められたインディアン・ショウニー族の呪いとか、宇宙人が遺伝子工学で創り上げた人工の生物とか、カナダツルが正体という説など様々な仮説が唱えられている。

 米国人の間では有名なUMAであり、町の中心地にはモスマン像があり、毎年モスマンフェスティバルが開催され全米から大勢の観光客が訪れる。フェスティバルの内容も、モスマンフィギュアや販売されたり、モスマンが出た現場を目撃時間に合わせて訪問するツアーなど様々な企画が実施されている。

 モスマンは66年11月12日に初めて目撃された。ウェストバージニア州クレンデニンの墓地にて、埋葬準備中の5人の男性が木立の中を飛行する茶色い男を目撃。11月15日の夜中には、若夫婦がポイントプレザント近くに位置する「廃虚になっている火薬工場」付近をドライブ中、飛行する謎の生物と遭遇。恐怖のあまり時速160キロで逃走したが、ほぼ同じスピードで追跡された。

 同じ夜には、ポイントプレザント北東約145キロにあるセーラムで、モスマンらしき怪物の目撃証言がリポートされている。

 

次のページへ自転車の反射板のように赤く光る2つの目玉

体長2メートルで頭が丸く赤ら顔にヒゲ…「江戸川のマツドドン」

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 このUMAは「——ドン」という、いかにもUMAらしい、怪獣らしいネーミングがなされており、UMAファンの琴線に触れるナイスなキャラである。

 この奇妙なネーミングは、伝説の松戸市長・マツモトキヨシが創設した松戸市役所「すぐやる課」によるものであるという。

「松戸に出てトドに似てるからマツドドン」というのが職員の命名理由である。

 出没場所も江戸川の松戸川の沿岸というのが泣かせる。騒動は、1972年に松戸市付近の江戸川で未確認生物が目撃されたことがきっかけで始まった。

 目撃された怪物は、体長が約2メートルで頭が丸く赤ら顔、ヒゲがあって体が「ぬめっ」としていたという。また、鳴き声はネコのようであり、2本の牙があり、直立して立っていたとも言われている。

 異説では木に登ったという情報もあり、何種類かの生物をひとつのUMAにまとめあげているのかもしれない。

 正体に関してだが、明らかにアザラシと思える風貌だが、中にはマスクラットやヌートリアの誤認という説もある。とにかく70年代のタマちゃん騒動として解釈するのが適切であろうか。

 江戸川の古ヶ崎水門付近が頻繁に現れたポイントで、釣り人によって水中にもぐったり、浮上したりする姿が目撃されたり、河原で体をこすりつける姿が目撃されている。この場所にぜひ記念碑か何かを建立してもらいたい。

 なお出現現場の近くにある葛飾区水元公園に出たUMA「ミッシー」のことを「新マツドドン」と呼ぶ場合もある。こちらの正体はマスクラットだとはっきり判明しており、こちらはこちらで外来生物として問題になっている。

 昨年は高知県の四万十川にアザラシが出て「シマちゃん」と呼ばれ人気者になっている。さらに今年3月には、佐渡島にアザラシが上陸し、日なたぼっこをしている姿がほほ笑ましいと噂になっている。

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■関連動画■山口敏太郎の怪異証言 マツドドンを撮影した? 中沢健さん(作家・脚本家)
http://www.youtube.com/watch?v=K-eVXKeFpR8

体長2メートルのヤギ男「ゴートマン」

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 UMAというべきか?米国版妖怪というべきか、ゴートマンにまつわる都市伝説は非常に興味深い。

 まずゴートマンの姿が異常だ。人間の頭部にヤギのような白いカールした毛に覆われた体で、体長は2メートルほどであり、出没地帯はカリフォルニア州ベンチュラ郡のサンタ・ポーラ付近が多い。

 我々日本人にとって、ヤギとヒツジは混同されがちであるため、日本では「ヒツジ男」という明らかな誤訳でしばらく勘違いされてきた。

 ここではっきり言わせてもらうと、米国の原文を自分で当たっていない人間の怠慢であり、酪農大国の米国ではヤギとヒツジは全く別物であり、勘違いしてもよいというわけではない。

 また、カリフォルニアの酪農工場「ビリワック・デリー」付近で目撃されたため、この工場の名前から「ビリワック・モンスター」とも呼ばれる。何件か目撃事例があるが、ビリワック・デリーの倒産後、廃虚となったこの工場は「軍の秘密工場」として使用され、遺伝子操作によって生み出された強化人間が「ビリワック・モンスター」=「ヤギ男(ゴートマン)」ともいわれている。

 この工場を設立したオーガスト・ラベルという人物がこの怪物を作り出したともいわれているが、遺伝子操作をした人物は確定されていない。現場付近にあるサンタ・ポーラ高校の生徒たちが被害者であり、50ポンドの大岩を投げつけて高校生の車を破壊したり、凶器を持って徘徊する姿も目撃されており、その被害は測りきれない。

 実は1950年代にも出没事例はあり、この9歳の男の子がゴートマンのツメで攻撃され、軽いケガを負っている。

 また噂レベルではあるが、他にも奇妙なエピソードは多い。米国で流布されたフォークロア(都市伝説)によると、ゴートマンはベルツヴィル農業研究センターで働く科学者であったが、ある実験がもとで半分ヤギ、半分人間という怪物ゴートマンになってしまった。

 このあたり、そのまま“アメコミ”だが、しばし、辛抱願おう。その後、ゴートマンはセンターに続く道沿いにひそみ、通りかかる車をおのを使って襲うようになった。他にも森にこもって隠とん生活を送っていたゴートマンが、森の安穏を破壊して作られたフレッチャータウンロードに出現し、通りがかる人を脅かすという伝説もある。

 最近では、黒魔術の儀式が廃虚で開催されており、ヤギのマスクをかぶった人間を見て「怪物がいる!」と勘違いしたのでは?という説もあるが、この説は山口敏太郎がかねがね主張してきた仮説である。この仮説により、ヒツジではなくヤギという直訳が生きてくることになる。ヒツジの仮面をかぶって祭を執り行う黒魔術はないが、ヤギの仮面をかぶってサバト(集会)が開催されることは多々あるのだ。

 

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【関連動画】Goat Man ‘Discovered’ http://www.youtube.com/watch?v=qBSPVO3eyKQ

砂漠に生息する巨大ミミズ?「モンゴリアンデスワーム」

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 モンゴリアンデスワームとは、まるでプロレスラーのような名前だが、ゴビ砂漠周辺に生息すると言われている巨大なミミズのような怪物である。主にゴビ砂漠に生息すると言われているが、インドからパキスタンに広がるタール砂漠と北アフリカの西端にも酷似した怪物が生息しているという情報がある。

 巨大なミミズのようなUMA(未確認動物)であるが、本当にミミズかどうか不明であり、体長は最大で3・5メートルにも上ると言われている。

 現地では牛の腸に形が似ていることから「オルゴイコルコイ(腸虫の意味)」という名称で呼ばれている。その形状から、SF小説「デューン砂の惑星」のサンドワームをほうふつするという意見も多い。


 このデスワームは凶暴であり、両端にスパイクのような突起を持っていることや、体には暗い斑点やしみがあることなども、目撃者から報告されている。

 基本、砂の下で生きているのだが、地中を自由に移動し、人間や生物の先回りをすることも可能である。6月から7月にかけて特に凶悪化し、人間に攻撃してくる。その攻撃は残酷で、ヤツメウナギがその獲物を食べるように、食いつき獲物の体に穴を開け、内部からその肉を食べ尽くすというから気持ち悪い。

 モンゴル地方ではモンゴリアンデスワームが引き起こした被害は多数報告されており、犠牲者は累計で数千人にも、数万人にも及ぶとされており、死者も多数出ているようだ。その原因として、デスワームの身体のどの部分であれ、触れることで毒に侵され死亡してしまうことと、この怪物が地中から突如出現し人間の顔面に向かって毒を噴霧することが挙げられている。

 その毒の強度は、金属さえも溶かしてしまうと噂されている。なお、プラズマを発するという情報もあるのだが、筆者はプラズマ攻撃に関してはこの生物によるものではなく、ロシアによる極秘実験が誤解された結果ではないだろうかと思っている。

 生物が毒を噴霧するというと、にわかに信じがたいのだが、コブラの中には神経毒を6フィート(1・8メートル)以上も噴霧することができる種類も存在する。このことからデスワームが毒を噴霧したとしても不思議ではない。

 現行では、このデスワームを捕獲・調査するためには、NBC防護服(対放射線・対化学兵器・対生物兵器防護服)を装備しなければならないと言われている。だが、異説ではこの防護服の兵士も死亡させられたとも言われている。

 その威力を現す事件が、1960年代に起こっている。レンジャーがたった1匹のモンゴリアンデスワームがラクダの群れを皆殺しにするシーンを目撃しているのだ。

 この怪物の正体だが、ゴビ砂漠そのものが環形動物が生き残るにはあまりに暑すぎることからヘビではないかという説が有力だが、筆者はミミズトカゲ説をとっている。

 特に、シロハラミミズトカゲがデスワームの正体ではないだろうか。この生物はミミズトカゲの仲間でも最大サイズを誇る種である。ネーミングから判断すると、白いミミズのような不気味な生物かと思いがちだが、全身が黄色がかった白色である。繁殖生態は卵生であり、一回の産卵で8〜16個の卵を産む。なお、口には立派な歯がはえており、トカゲの一種らしい。このシロハラミミズトカゲの仲間がゴビ砂漠に生息しており、その生物こそがUMA、モンゴリアンデスワームの正体ではないだろうか。

 

UMA図鑑 砂漠の悪魔 モンゴリアンデスワーム

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【関連動画】南極で撮影された ヒトガタ(ニンゲン)の映像 Japanese Cryptid ningen
http://www.youtube.com/watch?v=DHqtDO3_-hM

「伊香保温泉獣人」はエイリアン・アニマル? 足跡写真を公開

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 筆者・山口敏太郎の友人であり、竹書房の「本当にあったゆかいな話 芸能ズキュン」にて「こんな死に方はゴメンだ!」を連載中の漫画家の箱ミネコさんが、群馬の伊香保温泉付近の某所にて、携帯電話を使って写真撮影したものが「伊香保温泉獣人」の足跡である。

 撮影日は2006年の正月であり、子供を連れて身内の家がある同所を訪問していた。

 雪の残る道をひとり息子と一緒に散歩中、奇妙な足跡を発見した。一瞬鹿や猿とも思われたが、あまりにも不思議な形状の足跡なので、ケータイにて撮影した。

 その画像がこのコラムに添えた写真である。画像をよく見ると、確かに雪中の3本指の足跡が確認できる。実を言うと、地元では夜間に鳥なのか、獣なのか正体不明な怪物が現れていると噂が流布されており、その怪物の足跡写真ではないかと箱女史は判断し、山口敏太郎にメール送信した。

 ちなみに、今回、詳しい出現場所を伊香保温泉付近と濁したのは、地元住民の一部がこれらの足跡の出現現象を畏怖しているため。それで配慮させてもらった。

 写真を受け取った筆者は、これは不思議な写真であると判断。東京スポーツの記者である友人に相談し、「伊香保温泉獣人」と命名し、2006年4月1日に紙面にて発表した。掲載日はエイプリルフールだが決して冗談ではなく、写真は実際に撮影されたものである。

 しかも、現場付近はUFO目撃ケース多発地帯でもあり、伊香保温泉獣人との関連が指摘されている。

 実はUMAの中には、宇宙人やUFOの出現と同時に出没したり、UFOから目をそらすために放たれていると解釈すべき「エイリアン・アニマル」と呼ばれる一群が存在する。「チュパカブラ」や「ビッグフット」がそれに該当するのだが、伊香保温泉獣人も宇宙人の手によって作られたエイリアン・アニマルなのだろうか。

 しかし、鳥とも獣ともつかない怪物とはいったいどんな姿をしているのだろうか? 筆者は、日本版・ジャージーデビルを連想するのだが…。

 この「足跡写真」の発表から数年後、伊香保温泉獣人の新情報が入ってきた。実は伊香保温泉に程近い某森林地帯で2000年代初頭に“毛むくじゃらの獣人”と遭遇した人が情報を寄せてくれたのだ。その人が森林の中にある湖畔を散策していると、湖面に向かって立ち止まっている人影に気が付いた。声をかけるが返事はなく、振り向いた顔を見て驚愕した。毛むくじゃらの獣人だったのだ。あぜんとしているその人を残し怪物は立ち去ったという。今後も伊香保温泉獣人の情報は追求していく所存だ。読者諸君も目撃情報や写真などがあれば、ぜひお寄せいただきたい。

 

■関連動画■

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南極の「ニンゲン」と海洋汚染による奇形鯨

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 南極海には「ニンゲン」という人間に似た巨大な水棲生物が存在するという。また、北極海にも、このニンゲンに形状が酷似しているUMA「ヒトガタ」が生息していると言われている。

 このUMAは21世紀に流布された「都市伝説系UMA」と呼ぶべき存在であり、ネットの掲示板やブログ、SNSで情報が拡散されていったUMAである。ゆえに情報に尾ヒレがつきやすく、実体に容易にたどり着くことができない。

 身体的な特徴を述べておこう。鯨並みに巨大であり、体長は数十メートルに及び、人間に似た手足があることから「ニンゲン」という名前で呼ばれるようになった。顔は目と口のみであり、鼻はないとも言われている。二体が二重胎児のようにつながった個体もおり、いくつかバリエーションもあるようだ。

 しかも、不気味なことに「ニンゲン」と我々人類はテレパシーでしゃべることが可能だと言われており、政府の捕鯨調査船の乗組員や日本の漁船の乗組員が何度となく南極海で目撃し、甲板にいた者は話しかけられたという。

 一説には、不気味な歌声を披露することもあり、その歌声を耳にした者は精神を破壊されるとも、「ニンゲン」に魅了されるとも伝えられる。このあたり「ローレライ伝説」の影響を感じられる。

 これらの目撃情報が上がってこないのは、各国政府がその存在を隠蔽しているためだと噂されており、何度となく目撃者と称する人物(もちろん、大部分がいたずらであろう)がネット上に現れるが、その後、証言を控えたり、発言が止まったりしている。

 政府や学会の文書では、別名「物体X」「人型物体」とされているという。

 これは以前、筆者が発表した説だが、鯨の奇形こそが「ニンゲン」の正体ではないだろうか。実を言うと、我が国の鯨の研究者が集まる学会では、南太平洋の海洋汚染により水頭症の鯨が報告されているのだ。水頭症の鯨や数々の突然変異の鯨が突如、海中から出現したらUMAとして認識してしまっても無理はない。

 昨今、ブラジルやアルゼンチンの工業化が喧伝されていたが、陰でこのような弊害があったことはあまり知られていない。

「ニンゲン」に生えているとされる“手足”の問題であっても、もともと陸上で生活していた鯨は哺乳類であり、時折“先祖返り”の個体が生まれる可能性がある。つまり、手足のある鯨は生息している可能性があるのだ。

 現に、和歌山県の太地町立くじらの博物館には、最近まで先祖返りの個体である“後ろ足のあるイルカ”が飼育、公開されていた。

 これは余談だが、ニンゲン伝説のモデルとして、「ヱヴァンゲリオンに出てくるヒトガタの怪物アダムが元ネタではないか?」という説もあるが、関連は不明である。

 ただし、ネットの“ネタUMA”という説も十分もあり得る。

 金銭で雇われている2ちゃんねるの削除人(という名の盛り上げ担当)が、アクセス数を増やすために、ネタとして投下したストーリーが拡散した可能性も否定できないのだ。

 

■動画■

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虹を呼ぶアフリカの恐竜「モケーレムベンベ」

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 コンゴ、カメルーン、ガボンなどに代表されるアフリカ中部のジャングルでは「モケーレムベンベ」という未確認生物が古来より目撃されてきた。その容姿は長い首に巨大な胴体、体毛はなく、長い尻尾、丸い形の足跡、さらに足には3つの爪が付いており、体色は灰色から茶色、赤褐色をしている。

 さらに鼻息が荒く、低い声で響くような声で咆吼するというのだ。まさに古代に滅んだはずの恐竜・竜脚類そのものではないか。

 このモケーレムベンベという名前の意味は「川の流れを止めるもの」「ヤシの木のトップを食べる人」「巨大な動物」「半分神で、半分獣」というニュアンスが含まれているようだ。

 なお、現地ではサイをモケーレムベンベと呼んだり、怖いものなら何でも漠然とモケーレムベンベと呼んだりしており、それにより実像が見えづらくなっているとも言われている。

 1776年、フランスの3人の聖職者によって3本指の足跡が目撃され、うち一人は既知のどの動物とも違う「未知の巨大な動物」が草を食べている姿を目撃した。これが文献に残る最古の記録である。

 さらに1913年にドイツからカメルーンに派遣された探検隊がモケーレムベンベという名前と容姿・性質を初めて紹介。1920年には米国・スミソニアン博物館から派遣された探検隊が足跡を確認、咆吼する声も聞いている。

 恐るべき逸話はその肉の猛毒性である。宣教師・ユージン・P・トーマスが2人のピグミー族から聞いた話によると、レイク・テレ地域には1960人ものピグミー族が生活しており、テレ湖で釣りを楽しんでいた。この湖が他の水域と溝でつながるとき、そこを通ってモケーレムベンベが湖に移動することが多々あった。この移動は湖での釣りなどに悪影響を与えるのでピグミー族たちは溝を堰止め、モケーレムベンベを足止めし、一匹を槍で突き殺してしまった。

 その後、このモケーレムベンベの肉を食べたところ、多くの村人が死亡してしまったという。肉に猛毒が含まれていたのであろうか、それともモケーレムベンベの呪いであろうか。

 以来、モケーレムベンベに関して、白人など部外者に話すことは大きな不幸を呼んだり、または死に見舞われるという畏怖がピグミー族の間で流布することになった。他にも虹とともに現れる、虹を呼ぶとも言われており、どこか不思議な力を持つ魔物的な逸話も広がっている。

 我が国も探検隊を送り込んでおり、辺境作家の高野秀行氏率いる早稲田大学探検部が1988年にテレ湖周辺で約50日間、湖面を監視したが成果を残せなかった。筆者は高野氏と面識があり、以前この探検に関する話も本人から聞いたことがあるのだが、水深が2メートル以下ということで、とてもじゃないが、大型生物の生息は不可能ではないかということであった。

 1992年には日本のTVクルー「THEプレゼンター:アフリカ・コンゴ密林奥地にモケーレ・ムベンベは実在した!」がテレ湖の調査・撮影を実施した。この時は水面上に黒い影が見え、何らか生物の影なのかと視聴者を期待させたが、実際はテレビスタッフによるやらせであった。いまだに海外のUMAサイトを見ていると、「日本のテレビスタッフが撮影に成功したモケーレムベンベの写真」という言葉とともに、この時の動画のキャプチャーが貼られている。誠に気の毒な話だし、心が痛む。

 唯一、写真撮影に成功したのはロリー・ニュージェントのみである。彼は1985年にテレ湖で調査実施、水中から首を出す謎の巨大生物の写真撮影に成功した。

 ところで、このモケーレムベンベだが、正体はいったい何であろうか。ディプロドクスやブラキオサウルスなど竜脚類の子孫という説、未知の哺乳類か爬虫類という説。地元住民たちが畏怖する多くの動物(象、蛇、サイなど)のパーツが合わさってできた架空の怪物(日本で言うと鵺=ぬえ=か)という説が唱えられている。ちなみに筆者は草原に住むサイとは違って、もっと頭部が面長な湿地帯のサイがいるのではないだろうかと推測している。
■UMA図鑑 第9回 虹を呼ぶ恐竜・モケーレムベンベ  ■

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【UMA図鑑(10)】パプアニューギニアで多数目撃「悪魔の鳥ローペン」の正体

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  今も豊かな自然が残る南の楽園パプアニューギニアには太古の恐竜が生き残っているのではないかと噂されている。以前、米国のニュース番組で「Tレックスが小型化したような恐竜が暴れまわり、射殺された」という情報が流れたことがある。結局、これはエープリルフールのジョークだったのだが、パプアニューギニアには恐竜が生き残っていても不思議ではないと思わせる妙な説得力がある。

 現在、パプアニューギニアでは翼竜のような怪奇な生物が飛行する様子が目撃されている。この翼竜は以前から目撃者が多く、近年では個体数が減っているが、いまだに「デーモン・フライヤー(悪魔の鳥)」という異名で恐れられている。正式名称ではローペン、デュア、ワワナル、クンデュア、セクロバリ、インバダ、ゼングクロバリなど、地域、部族によって違っている。

 現地では翼竜ではなく、魔神・魔物扱いされているが、現実に出現する生物のようだ。大きい体長(2〜7メートル)の翼竜と、小さい体長(90〜120センチ)の2種類の翼竜がいるとも言われており、小さい翼竜たちはビスマルク諸島に属するランブンゾという島々にある洞窟群に生息するのではと推測されている。

 この怪物の外見的な特徴は、体毛などはなく鋭い歯が並んだくちばし、トカゲのような耳、2つに分岐した舌、蛇のような細長い首、うろこ状の膜翼である。

 また、その体色はさまざまで、茶色、黒または暗褐色、赤みを帯びた黄褐色。まれに斑点のある場合もあるという。

 さらに翼には、かぎ爪を持ち、その爪を使い直立した状態で、木の幹にとまったりするらしい。食べ物は魚や貝を食べると言われているが、葬式を襲って、人間の遺体を食べる場合や、埋蔵された死体を掘り起こして食べると言われている。

 また、夜になると体が発光するという特徴もあり、「ローペン・ライト」と呼ばれており、発光と点滅を繰り返すとされている。近年、この飛行するライトの数が減っており、ローペンの絶滅が危惧されているのだ。

 この怪物が欧米に知られたのは、1944年に陸軍騎兵の一員としてフィンスチャベン近くに駐在していたデュアン・ホジキンソン氏が、森の参道で怪物を目撃したことに由来する。その後、何度が目撃事件があり、1994〜2004年までに数回の調査探検が実施されている。うち何人かが目撃、撮影に成功している。

 96年のある夜、宣教師ジム・ブルーム氏はマングローブ沼を見下ろす丘の上で、光る小さな物体が飛行するのを目撃した。また、04年に3人の米国人がウンボイ島で、ローペン調査を行った。そのうち1人が光る物体を目撃している。

 06年後半、テキサス州に住むポール・ネーション氏はパプアニューギニア本島にあるリモート山岳を探検し、2つの光る飛行体をビデオに収めている。

 07年、未確認生物研究家のジョシュア・ゲイツ氏はテレビ番組のローペン企画でパプアニューギニアに行き、夜間に光る飛行物体を目撃している。09年には日本の早稲田大学探検部がトライしているが、徒労に終わっている。

 このローペンの正体に関しては、ニューギニアにはオオコウモリがたくさんいることから、コウモリ説がある。あるいはグンカンドリという説もある。果たして翼竜の子孫は、地球上に生き残っているのであろうか。

 

■ローペン解説動画■

【UMA図鑑(11)】21世紀のニューカマー「浜名湖のハマちゃん」

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 みなさんは、静岡県浜名湖のUMAハマちゃんをご存じだろうか。ハマちゃんこそ、21世紀のUMA界に現れたニューカマーなのだ。

 発端は2012年3月19日の静岡新聞の報道であった。

「浜名湖にて、未知の巨大生物を発見か?!」の見出しが躍り、地元静岡県民のみならず、日本中のUMAマニアに拡散した。

 同18日午後3時半ごろ、釣り人から情報を得た浜名漁協新居支所(湖西市新居町新居)から湖西署に通報があった。

 それは「体長4〜5メートルもある巨大な生物が、浜名湖を回遊中」という目撃情報だった。

 湖西署員が急行し、目撃現場の新居漁港から湖上の確認作業を行った。すると、港から見て東方沖合い約300メートルのポイントで、時々浮上する茶色い巨大生物が確認されたのだ。

 この事態に及び、船舶との衝突の可能性など関係船舶に注意をうながした。その日は夕方5時半ごろまで、謎の巨大生物は回遊を続けた。

 同20日にも巨大生物は出現している。さらに同29日午後、浜名湖の今切口付近に出現、釣り人に目撃されている。

 釣り人の証言によると「怪物は5メートル先に浮上した。背ビレはなく、黒い体に盛り上がった背骨がはっきりと見えた。怪物出現と同時に魚がかからなくなった」。

 この手の巨大生物が姿を現すと、魚類がいなくなるという情報はよくある傾向である。

 また、この釣り人はこの1年前にも巨大生物を見ており、この時は体長6〜8メートル、横幅は1・5〜2メートルはあり、もっと大きい個体であったらしい。となると、少なくとも怪物は2体はいるのだろうか。つまり、種として繁殖グループがある可能性があるのかもしれない。

 この巨大生物の正体はいったい何であろうか。「ゴンドウクジラ説」「イルカ説」「スナメリ説」「アザラシ説」などいくつかあるが、真相は不明である。

 そのうちのいくつか正体説を検討してみよう。

 最初の目撃者は2時間近く観察したが、潮吹きがなかったらしい。ゆえクジラ説はなくなる。

 また、目撃した漁師の証言によると、犬のような毛がびっしりはえており、黒のまだら模様、ヒレはない。となるとイルカ説、スナメリ説、アザラシ説も消える。

 なお、この巨大生物の名前は人によって違う。

「ハマちゃん」「ハッシー」「ハマス」「ハマポゴ」「ハマッシー」「ハマナッシー」などなど。

 正体に関して、筆者はリュウグウノツカイ説(あるいはそれに近い種の深海魚)を東京スポーツ紙上で発表している。

 毛だらけ(ヒゲがそう見えたか)、細長いヒレのない体、斑点、4・5メートル(前年はもっとでかい)という特徴からリュウグウノツカイ説を出した。台湾でも漂着しており、我が国でもまれに漂着する。

 去年、一昨年と浜名湖にやってきたハマちゃん、今年も帰ってくるであろうか。
■動画■リュウグウノツカイ

【UMA図鑑(12)】タイに伝わる「巨大ドラゴン」の正体は?

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 2013年1月、筆者はバンコクに行った。戦国期の日本人でアユタヤ王国にて王様の側近まで出世した山田長政の足跡や、アユタヤ王国の仏教遺跡などを取材した。大変興奮した時間を過ごさせてもらったが、残念ながら宿泊した古いホテルで、白人の老婆の幽霊を目撃してしまい、最後の最後でげんなりとしてしまった。

 それでもタイにはまた行きたいと思っているのだが、タイにはいくつかUMAの情報がある。

 昔懐かしい川口浩探検隊では「巨大怪蛇ナーク!! タイ秘境底なし沼に恐怖の魔神は実在した!!」という放送回があった。この時のネタ(探検)は楽しかった。全長28メートルもある大蛇ナークが存在しており、頭には角があったというのだ。当然、バリバリのやらせ番組であったのだが、子供だった筆者にとっては良い思い出である。

 実はタイには巨大なドラゴンがいるという情報がある。これは戦時中、従軍し陸軍で戦った一部の兵士の間で語られた都市伝説のようなUMA談である。タイに駐留中の日本陸軍の部隊が、交戦し捕獲した敵兵たちの収容場所に苦慮する事態となった。あまりにも人数が多すぎて収容する場所がないのだ。そこで駐留地の近くにあった天然の洞窟を収容場所に改良し、その洞窟にたくさんの捕虜を収容していた。

 だが、奇妙なことが起きる。なぜか、毎日捕虜の数が減っていくのだ。と言っても逃走した形跡はない。これはどういうことなのだろうかと疑問に思った日本兵たちが洞窟の奥まで調査してみると、巨大なトカゲのような生物に遭遇した。

 これこそ伝説のドラゴン=竜ではないのかという声があがったが、四足歩行であることから、大トカゲの巨大個体ということで結論が出た。つまり、この洞窟にすむ大トカゲは捕虜を餌にしていたのだ。

 この逸話は、あくまで風聞や噂話のレベルなのだが、現実にスマトラやインド、タイにはミズオオトカゲという生物が実在する。このミズオオトカゲは、爬虫綱有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に属するトカゲであり、別名サルバトールモニターと呼ばれている。最大全長2・5メートルになるとも言われており、鋭い爪を使い地面に深い穴を掘ったり、水中の泳ぎに適した尻尾を持っており、水辺で活動する。肉食であり、小型哺乳類や鳥類や爬虫類、両生類、魚類、昆虫類を捕食する。タイの場合、ごく普通に水路や地下溝に生息しており、日本の野良猫のように徘徊している。2メートル超えの個体も珍しくなく、タイの人々もあまり気に留めていない。

 2013年5月22日には、バンコクの国会議事堂の天井裏にて、体長約1・5メートルのミズオオトカゲが発見、捕獲されている。タイの場合、国会にさえこんな巨大生物が隠れすんでいるのだ。

 また、生物学的裏付けのない情報ではあるが、ミズトカゲの特殊な個体は3・5メートルにも及んだとされている。これぐらいのサイズになれば、人間を捕食する可能性はありうる。

 戦後の話になるが、タイのジャングルの湖にて、30メートルのドラゴンのような個体が生息しており、日本人ジャーナリストが確認したという話が残されている。ここまでいくと話がオーバーになりすぎて信じられないが、巨大な爬虫類がタイに潜んでいる可能性はある。
■動画1■
■動画2■

【UMA図鑑(13)】耳なしウサギ、4本脚のヒヨコ…UMAに誤認される奇形生物

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  UMAの正体の一つに奇形生物がいる。通常の個体とは違う形状の生物が野生で目撃された場合、それは“未知の生物”として“誤認”されることが多い。

 また人間の飼育下で奇形生物が生まれた場合、見世物やメディアの出し物として使われることが多く、フォークロア(都市伝説)のモチーフになることが多い。奇形生物は様々な誤解を生むのだ。

 いくつか奇形生物の事例を挙げてみよう。まず、あくまで震災との関連は不透明であり、都市伝説・風聞のたぐいであるとあらかじめ断言しておくが、次のような話があった。

 震災から3か月が過ぎようとするころ、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「福島県浪江町で生まれた耳のないウサギ」という動画がアップされ話題になった。新聞・雑誌で「放射能の影響で耳なしウサギが生まれた」と大騒ぎになったが、もちろん、こういう“突然変異個体”が生まれた要因がすべて放射能のせいであるとは断定はできない。だが同時に、その可能性も否定はできない。

 なお、飼い主の杉本祐子さんによると「耳なしウサギ」は、2011年7月に埼玉の里親さんにもらわれていったという。耳はウサギにとって放熱作用を行う場所らしく、耳のないウサギは暑さに配慮しなければならないらしい。今年の猛暑は心配である。耳なしウサギは無事、お盆を越えたのであろうか。

 ドイツ東部のリンバッハオーバーフローナ動物園で生まれた耳なしウサギは不幸である。耳なしウサギ誕生の噂を聞き、写真を撮りにきたカメラマンがウサギ小屋でしゃがんだとき、バランスを崩し、思い切りウサギの上に転倒、悲惨なことにカメラマンの体重で小さな耳なしウサギは押し潰されてしまった。

 なお、環境問題で揺れる中国では汚染物質が原因と噂される奇形生物が多数確認されている。福建省泉州市にあるレストランでは、8本脚のウシガエルが発見され、レストランの人気者になっている。

 山東省煙台市では4本脚の雌鶏が話題になっており、飼い主の腕の上でダンスをして人気者に。江蘇省連雲港市でも4本脚のヒヨコが人気者になっている。都市伝説のネタに“モモ肉が4本とれる鶏”というストーリーがあるが、まさか実在するとは驚きである。

 これら奇形生物がUMAと誤認されたり、いくつかの都市伝説のモチーフとなっていくのであろうが、同時に我々人類のエゴイズムに対する自然からの警告ではないだろうか。

 

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【UMA図鑑(14)】インドを荒らし回った「モンキーマン」——その意外な正体

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 モンキーマンとはインドの首都・ニューデリーに2001年4〜5月にかけて出没したUMAの一種であり、その騒動は周辺都市にも拡散した。

 最も早い時期に発生した事件は、同5月13日にモンキーマンの襲撃により、市民15人が打撲や刺し傷で負傷したケースである。出現した当初は現地語で「バンダル・マーナブ」と呼ばれていたが、世界的には「モンキーマン」という呼称が定着した。

 この全身が黒い毛に覆われた猿に似た怪物モンキーマンはあちこちでパニックを引き起こし、高所からの落下などにより、3人の死者が出る最悪の事態を招いている。

 この怪物は1・5〜1・8メートルほどの体長であり、猿のように上半身は毛深く、鋭利な爪を持ち、夜の陰に紛れて出現しては、屋根づたいに移動。屋根の上で睡眠中の住民たちにかみついたり、引っかいたりして襲いかかったと言われている。

 通常のUMAとは違う点はそこに文明のにおいが漂う点である。ヘルメットや包帯、ズボンを着用していたという目撃談や、手の爪は金属製だったとか、胸の上に3つのボタンがあったとか、目は赤く光り、緑の光を伴っていたというビジュアル情報が、どうも怪しく動物の情報とは思えない。

 これらの情報を補填する目撃談もある。02年2月と7月、2回にわたり、ニューデリーで赤色と青色に輝くサルのようなマシンを見たという証言があるのだ。となると、3メートルの宇宙人的な怪物であろうか。

 事件の発生当時は、地元警察が動員され、パニックの収束に力が注がれ、モンキーマンの身柄確保に対して賞金さえかけられた。放浪していたヒンドゥー・サドゥーはモンキーマンと間違えられ、暴徒に半殺しにされてしまったと報道されている。よほど、猿に似たご仁だったのだろうか。

 このモンキーマンの正体に関しては、様々な説が推理された。

 宇宙人のペットであるエイリアンアニマル説。猿まわしの猿が逃走したという説。遺伝子工学で生まれた怪物が暴れたという説。マスクをかぶった人間のいたずら説。集団ヒステリーという説。

 上記の説の中で最も有力なのは、集団ヒステリー説である。急激な経済成長による生活様式の変化、貧富の差の拡大によって生まれた庶民のストレスがモンキーマンを生み出したという解釈だ。

 なるほど、ヒンズー教の神ハヌマーンのイメージからストレスによってモンキーマンが生み出されたと考えると納得ができる。
 なお、このモンキーマンは、北東部のアッサム州では「ベアーマン」と呼ばれ、他の地方では「ムノチュア」「引っかくUFO」とも呼ばれた。
 このモンキーマン騒動の真相だが、そのビジュアルが、1953年にフィル・タッカーが製作した「ロボットモンスター」という映画に出てくるキャラクターが潜水ヘルメットと猿のスーツを着ており、モンキーマンと似ている点がキーポイントである。

 また、フィル・タッカー・ジュニアが父親の傑作をリメークするために01年に製作発表した途端にこの騒動が起きており、あまりの偶然の一致に“映画のプロモーション”ではないかという声も上がっているのだ。
■モンキーマンの元ネタと思えるインドの50年前の映画■

【UMA図鑑(15)】体長1・2メートル! 沖縄の幻の山猫「ヤマピカリャー」の正体

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 温暖化する日本において亜熱帯の自然が広がる西表島でヒョウに似た生物がまれに目撃されている。

「ヤマピカリャー」(イリオモテオオヤマネコ=イリオモテヤマネコではなく、イリオモテ“オオ”ヤマネコである)という大型の猫科の生物であり、その名前は人気漫画「あずまんが」でも取り上げられ、一般的にも広がりつつあるが、その言葉の意味は西表島の方言で「山の中で目の光るもの」だという。

 この西表島は、海から突然切り立った山がそびえているような特殊な島であり、島の面積の80%以上が亜熱帯の原生林に覆われており、人があまり踏み込まない場所がある。

 1965年に作家の戸川幸夫氏によって発見されたイリオモテヤマネコは、国の天然記念物となり手厚い保護を受けているが、ヤマピカリャーはこのイリオモテヤマネコとは別種の大型の猫科の生物であると解釈されており、体長はイリオモテヤマネコより明らかに大きく80〜120センチほどであると言われている。

 地元の住民はイリオモテヤマネコを「ヤママヤー(やまねこ)」と呼び、逃げた飼い猫を「ピンギーマヤー」と呼んでおり、ヤマピカリャーとは区別している。

 我が国で「ヤマネコ」に分類されるのは、イリオモテヤマネコと、対馬に生息し絶滅の危機にある「ツシマヤマネコ」の2種類しかいない。

 ヤマピカリャーは3種類目となるのか? その正体に関してだが、沖縄のお隣台湾に生息するヒョウの一種「ウンピョウ」と特徴が似ているという指摘もある。確かに、西表島のある八重山諸島は数百万年前まで、中国や台湾と陸続きであり、そのころアジア全体にヤマネコが生息していたのは事実である。

 しかも、ヤマピカリャーの目撃者は西表島西部を中心に四十数人ほどおり、全部が妄想・誤認とは言いづらい。
 ヤマピカリャーの特徴は、体色が茶色であり、ヒョウのような斑紋(上半身のみ斑紋があるという目撃証言もある)があり、木の枝から枝、岩から岩へと俊敏に飛び移り、3メートル以上もジャンプすると言われている。また親子連れのヤマピカリャーの目撃談もあり、尾が地面に付くほど長いのも特徴である。

 なおイリオモテヤマネコは雑食性であり、鳥や魚、キシノウエトカゲなどを食しているらしい。そういう部分では大型のヤマピカリャーが何を食しているのか不明であり、イノシシや魚類ではないかと推測される。

 ちなみに、一番恐ろしいのは人間である、食料不足だった終戦直後はヤマピカリャーを捕獲して食べた人もいたと言われている。

 一方、ヤマピカリャーに対して否定的な意見もある。逃げ出して野生化した飼い猫を、目撃者が見間違えたという反論がそれだ。確かに逃げ出した飼い猫は巨大化することがあるらしく、1メートル近くまで育った事例があるようだ。また、三宅島で一時期ヤマネコ騒動が起こったが、それは逃げ出した飼い猫が巨大化したものであった。

 しかし、ヤマピカリャーの場合、目撃者の多くが猟師であり、動物への観察眼は一般人よりはるかに優れており飼い猫の巨大個体との誤認とは言い難い。

 最も最近発生した目撃談は、2007年9月14日午後6時すぎ、魚類の研究のために西表島に滞在していた島根大学の教授がヒョウに似た巨大な生物を目撃した事例である。

 教授は、人があまり踏み込まない海辺で調査中にこの生物に遭遇、襲われるのではないかという恐怖を感じたという。

 

■関連動画■

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【UMA図鑑(16)】古代のハイエナか?!謎の生物・シュンカワラク

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 なぜか、まったく日本で紹介されないUMAは多い。それは何十年も同じネタを使い回し、新しい情報や事件について発掘の努力をしなかった今までのUMA界の罪である。本稿ではあまり日本で紹介されていない海外UMAを積極的に紹介していきたい。

 この謎の生物「シュンカワラク」(ネーティブアメリカンの言葉なので今回、無理やり日本語発音にしたが、まだ違和感がある)は、ネーティブアメリカンの間で古くから伝えられているイヌのような凶暴な生物であり、オオカミまたはハイエナの大型個体、亜種ではないかとも言われている。

 この「Shunka Warakin」というネーティブアメリカンの言葉の意味だが「犬をその口で運ぶ何か」というニュアンスであり“犬をくわえて運び去る大型の獣”という直訳が可能だ。

 主な生息地はモンタナ、イリノイ、ネブラスカ、アイオワの各州であり、特に中西部の米国に住んでいるようである。

 近代における最初の目撃は1880年代モンタナの低地において、マディソン川沿いに定着したハチンズ家の家族によるものだ。1997年にハチンズ家の人間が彼の祖父がシュンカワラクに遭遇した記録を公表した。

 ある朝、犬が吠えるような声が聞こえ、ハチンズ家の祖父は目を覚ました。するとダークカラーをした見たこともないオオカミに似た獣が一家のガチョウを追っていた。すぐさま飛び出して発砲したが、下流に逃げられてしまった。

 その後、1886年に射殺された謎の動物は未確認動物学者ローレン・コールマンによって、シュンカワラクなのではないかと指摘された。

 この謎の動物の剥製はヘンリー湖(アイダホ州)の湖畔にある雑貨店に併設された博物館に展示されていた。所有者のシャーウッドは獣に「リングドカス」という名前をつけたが、一時期行方不明になるような扱いであった。幸い2007年に再確認されている。

 この再発見された標本を観察すると、鼻の頭から尻(尾を含まない)のサイズは122センチであり、肩の高さは69〜71センチであり、その鼻は極端に狭い。体色はダークブラウン(ほとんど黒く見える)で、体の側面にはストライプの文様がかすかについている。

 ハチンズ一族の中には動物学の博士号を持つ人物がいる。ハチンズ博士は、この動物が何であるかまったく分からなかったが、サーカスから逃げたハイエナである可能性があると指摘した。だが、この当時、周辺数百マイルにはサーカスはいなかった。

 また、モンタナ州マコーン郡でシュンカワラクらしきイヌ科の生物が射殺されている。2005年12月から06年11月の間、赤みがかった黄色という体色の珍しいオオカミが目撃された。

 この風変わりなオオカミはモンタナ州マコーンと周辺の郡で120匹の羊を殺したが、ガーフィールド郡にて、06年11月2日に射殺された。結論としては、赤い色のついた柔らかい毛を持った4歳の雄のオオカミとして判断されたが、シュンカワラクではないかという声もある。

 シュンカワラクの正体としては、ボロファグスと呼ばれている有史以前の哺乳類が有力視されている。古代北アメリカに生息したハイエナに似た生物であり、この生物の生き残りか、あるいはイヌ科の生物と交雑した子孫ではないかと言われているのだ。
■関連動画1■

【UMA図鑑(17)】目撃多数「ツチノコ」の正体と原型となる妖怪

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 未確認生物の日本代表といえば、このツチノコである。ツチノコは現代でもどこかに生息しているのではないかといわれている幻の蛇だ。大きさは50センチから大きくても1メートルほど。体長の割に体は太く、尾は胴に比べて細い。三角形の頭をしていることから、毒があるのではと言われている。尾で立ち上がる、数メートル飛び跳ねる、さらに転がって移動するなど、普通の蛇とは思えない特異な身体的特徴を備えているとされている。

 実は2009年に東京スポーツさんと山口敏太郎は、仙台にツチノコが出現したと聞きつけ、現場に駆けつけたことがあるのだが、正体はビロードスズメガの幼虫だったということがある。

 その他にも、知人から都内を高速で走る足の生えたツチノコ(おそらく逃げ出したマツカサトカゲであろう)を目撃したという情報をもらったり、山形県在住のファンの方から、木に張り付いている昆布のような感じで胴が四角く広がったツチノコを目撃した、という情報をいただいたこともある。


 このように山口敏太郎の周囲でも、さまざまな目撃情報があるツチノコだが、このツチノコの原型となる妖怪がいる。

「野槌」ないしは「野槌蛇」と呼ばれており、全身を剛毛で覆われ、姿は獣に近いが目も鼻もなく、手脚もない。ただ、顔らしき場所に大きな口があるのみだ。柄のない槌のような形をしているため、「ノヅチ」と呼ばれる。

 このノヅチの記述自体は「古事記」「日本書紀」の時代から残されている。「カヤノヒメの神。またの名をノヅチという」という一文があり、さらに、このノヅチは鎌倉時代後期の僧、無住が記した仏教説話「沙石集」にも登場する。江戸時代には、類書(百科事典のようなもの)「和漢三才図会」にも野槌蛇としてイラスト入りで紹介されており、その他「濃陽史略」「桃洞遺筆」「野山草木通志」など様々な文献に野槌蛇のことが記されている。

 ノヅチと呼ばれる前にもツチノコは日本の歴史に登場している。長野県札沢遺跡から発見された縄文土器には、大きなマムシとみられる三角形の頭をした蛇が、何重にもとぐろを巻いた様子を透かし彫りにしている物があるのだ。この大きな蛇の上に、小さなツチノコとしか思えないシルエットの小蛇が3匹存在している。この子蛇は子マムシの偶像化だと考えられているが、外見は男性器と女性器の両方を組み合わせたような、デザインをしている。

 蛇は古来より天候と豊穣をつかさどる(脱皮を行うために生命力が強く、シルエットが男根を思わせるため出産と結び付けられた)と考えられていたため、縄文人は多産・豊穣のシンボルとして、ツチノコも信仰の対象にしていたのかもしれない。
■関連動画■
(マツカサトカゲの動画)

【UMA図鑑(18)】羽がはえたリアルデビルマン「バッツカッチ」

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 米国・ワシントン州カスケード山脈に出現した巨大な未確認生物を「バッツカッチ」と呼ぶ。この呼称は、コウモリ(バット)に似た翼を持ち、ビッグフットのような巨大で筋骨隆々の体を持っていることから、生み出された造語であり、体長7メートルを誇るアメリカ屈指の怪物である。なお、この7メートルという体長は空を飛ぶ生物にしては大きすぎるため、翼長も含めたサイズであり、実際はもっと小さいといわれている。

 その目撃談の最初は1994年4月17日午後9時30分すぎにまでさかのぼる。カスケード山脈レイニア山の麓にて、ブライアン・キャンフィールド氏がバッツカッチと遭遇しているのだ。

 仕事を終えて帰宅中の彼は軽トラックでハイウエーを走行中、突如車の調子の異常に気がついた。ハイウエー上で車を停車した彼は車の前方9メートルのポイントに、巨大な生物が虚空から舞い降りた。巨大な体に背中には大きな翼を有しており、顔はオオカミのようなイヌ科の生物に似ていた。足は鳥類に似ており、その先端にはかぎ爪がついていた。また血の色のように赤い目、紫色の皮膚を持っていた。

 あぜんとするブライアン・キャンフィールド氏とにらみ合うこと2〜3分、その生物は翼を羽ばたかせレイニア山の方角へ飛び去った。

 不思議なことだが、先ほどまで不調だったはずの車のエンジンやヘッドライトが怪物が立ち去った数分後に回復したというのだ。

 この遭遇事件の数日前、レイニア山麓の森では、聞いたことがないよう甲高い獣の咆哮があったといわれており、一部家畜の惨殺事件(キャトルミューティレーション)があったともいわれている。

 我が国で紹介されている目撃事例はそれまでだが、米国においてその後も目撃事件は続いている。2009年にはシエスタ山の周りでハイキングを楽しんでいた男性が、山の割れ目から巨大な生物が飛び出したのを目撃した。その生物は皮のような翼を持ち、身長は男性と同じくらいであったが、筋肉は素晴らしくプロレスラーのハルク・ホーガンのようであったと証言している。なお、翼長は15メートルであり、目撃者は恐怖のあまり身動きできない状態であった。

 また、2011年3月18日午前中、ペンシルベニア州バトラー郡の道路上で滑らかな革のような皮膚を持ち、濃い褐色かライトブラウンの体色をした怪物が目撃されたのだ。背の高さは少なくとも2・5メートルに及び、翼を有していた。目撃者の証言によると、人型ロボットではないかとともいわれている。

 一説にはヤギやウシなど家畜を襲って食べるといわれているが、バッツカッチが家畜を襲ったという目撃証言はない。

 この怪物の正体だが、セントヘレンズ山が噴火したときに開いた次元の入り口から出てきた「異次元の生物」という説や、これはUFOが接近した時によく見られる電気系統が働かなくなる現象が起こることから「エイリアン・アニマル」という説、怪物が飛び去った直後、ダークグリーンの政府専用ヘリコプターが飛行していたという証言から政府が関与した「生物兵器」という説。また、こうもり、翼竜という「生物の誤認」説が唱えられている。

 なお、他の州のUMAとの関連を指摘する声もある。ニュージャージー州の「ジャージー・デビル」、ウェストバージニア州ポイント・プレザントの「モスマン」、さらに全米を股にかける「チュパカブラ」などが関係があるといわれている。
■関連動画■

【UMA図鑑(19)】池田湖の「イッシー」多くの目撃情報を検証

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 日本有数のUMAとして知られる鹿児島・池田湖のイッシー。目撃情報によると、体長は約20メートル。背中にコブが2つ、色は黒色、あるいは赤色ともいわれる。蛇か、またはウナギのような長い体をしており、ネス湖のネッシーにちなんで、イッシーと命名された。

 池田湖はカルデラ湖であり、巨大水棲獣にとっては食料が豊富とは言いがたいのだが、大ウナギが棲息しているのは確認されている。また、伝承としては昔から「龍神が居る」「湖に主が居る」ともいわれている。

 戦前から謎の生物が目撃されていたが、1978年9月3日午後6時ごろ、法事のため指宿市池田池崎の川路氏宅に集まっていた20人ほどが湖を猛スピードで横切る2つの黒っぽいコブを目撃した。この集団目撃事件により、イッシーは一躍メジャーUMAになる。地元観光協会はこれを機会に「イッシー対策委員会」を設け、池田湖観光の目玉とした。

 しかし、イッシーは伝説や目撃情報だけではなく、その存在を確固たるものにするような映像が続々と撮影されているという事実がある。78年12月16日に鹿児島市の松原氏が、初のイッシー写真の撮影に成功したというものだ。

 その後も続々とイッシーの目撃情報は寄せられており、91年にはなんと4度の目撃情報が残されている。

 まずは91年1月4日、福岡市の富安氏が家族で指宿スカイラインをドライブ中、湖面に大きな黒いコブを見つけ、持ち合わせた家庭用ビデオカメラで撮影したという。

 さらに、91年3月19日には湖畔から40メートルほど離れた水面に、黒いコブが出没したところを、売店の従業員や観光客が目撃している。黒いコブは目撃されてから30秒後に波間に姿を消したという。

 それからわずか5日後の24日には、共同通信社鹿児島支局の島田記者が、湖面に水しぶきが立ち、その中を黒いコブが移動した場面を目撃している。コブは1つになったり2つになったりしながら、最後には水中に潜っていったという。

 また、その8日後の4月1日、今度はフジテレビの取材班が2度にわたってイッシーらしき物体のビデオ撮影に成功している。イッシーの正体としてはオオウナギ説が有力である。

 2009年2月24日の近畿地方整備局紀南河川国道事務所の発表によると、イッシーの正体とされるオオウナギの幼魚が和歌山県白浜町富田川で見つかった。02年以来、7年ぶりらしい。ちなみにオオウナギは九州南部、千葉県や四国など黒潮の沿岸部に生息しており、体長はおよそ2メートルぐらいなのだが、何らかの影響で巨大化したものがイッシーと見間違えられていた可能性もあり得るだろう。

 その正体はともかく、ここまでの目撃情報があるということは、イッシーという生物が存在していることは間違いないのだろう。

 

■「イッシー」動画(池田湖のイッシーくん)

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